2025/01/06
【薬膳だより№34】 本格的な寒さに干葉湯でホッカホカ‼️ 西村
2025年 乙巳年がスタート。本年も変わらず宜くお願いいたします。
1月5日の小寒から最も寒いとされる20日の大寒に向かって本格的な寒さを迎えます。
そこで大根葉を干して乾燥させ干葉にし、干葉(ひば)湯でホッカホカ養生してみませんか❓
🌿 干葉(大根葉の干したもの)
大根は、春の七草の【スズシロ】であり、貝原益軒の養生訓では「野菜の中の上の品」と記され、中国の李時珍の本草綱目にも【生で食へば渇きを止め、中を寛にし、煮て食へば人に益あり】とあり捨てるところのない素晴らしい食材。
大根の葉っぱ、すぐにシナっとなり捨ててませんか❓捨てずにカラっと干してお風呂に入れれば干葉湯になります。
干葉湯には、温泉と同じ成分である塩化物や硫化イオンなどが多く含まれ、またビタミンEも含むため新陳代謝を高め、血流を改善し、体を芯から温める効果が期待できます。
また干葉は味噌汁・煮物・炒めものなどに、緑のものが少ない冬季の保存食としても有用です。
⭐️ 干葉湯・・・ ① 新鮮な大根葉を陰干しでカラカラに干す → 干葉
② 干葉2株、水 3ℓ 、自然塩ひと握りを鍋に入れ茶色になるまで煮出す
③ ②の煮汁をお風呂に入れる
※ アレンジ干葉湯 もっと巡らせたい方は、陳皮(みかんの皮)
もっと温まりたい方は、艾葉(よもぎ)
もっと巡らせ温め体方は、金柑
注)お洗濯水・お肌にあわないときなど、使用しないでください
国際中医薬膳師 西村智子