土用は季節ごとに存在します。
春土用・夏土用・秋土用・冬土用と1年に4回。期間はいずれも季節の変わり目でもある四立(立春・立夏・立秋・立冬)の直前の約18日間が土用期間です。
2024年の秋土用は、10月20日 〜 11月6日
秋土用は秋と冬の気が入り混じるため、心がギューっと縮み気分も落ち込みやすく、気候の変化も大きいため心も体もゆったりと過ごしましょう。
また土用期間は胃腸が弱りやすいので、胃腸によい南瓜、人参、さつまいもなどがオススメ✨
※ 南瓜 🎃 ・・・ 胃腸を温め、咳止め、疲労回復などに(日本南瓜は潤す作用もあり)
土用は、土を司る神様である【土公神様=土を司る神様】が訪れているため、土に関係することは避けるべきだといわれてきました。
(例 土いじり・畑仕事・庭仕事・開業開店などの新しいこと・引越し・旅行など)
土用期間は日常の生活に少なからず制限がかるため、【間日】と呼ばれる除外日があります。この間日の日は土公神様が下界を離れ天上に行くとされ、土用期間であっても土を動かしたり新しいことを始めてもよいとされます。
❖今年の間日は、10月22日(未)、24日(酉)、26日(亥)、11月3日(未)、5日(酉)
秋土用の辰の日には【た】がつく玉ねぎ、大根、卵、蛸などの食べ物、または秋土用期間中、青魚のサバ、秋刀魚、イワシといった青いものを摂ると良いと言われています。
例えば旬の秋刀魚は胃腸の働きを高め、血流の改善が期待できます。食欲不振・元気が出ない時、肩こり・冷えなど血流の悪い方にオススメです。秋刀魚に大根おろしの組み合わせ、最高‼️
※十二支でみると辰は春の土、戌は秋の土となり対極にあるものを取込み相殺しようという考え方より
11月7日からは冬の入り口の【立冬】。秋土用の期間は少しずつ気温が下がり、日照時間も短かくなり、冬に入る準備期間。元気に冬を迎えるために、晴れた日はしっかりと太陽のもつ陽気をチャージし、胃腸に負担をかけずゆったり体を整えましょう。
国際中医薬膳師 西村智子