2024/07/18
【薬膳だより№32】 夏土用は丑湯で暑気払い 西村
大自然の流れの中で暮らしている私たちにとって、その変化はカラダへと波及していきます。例年ですと、日本では5月GWの立夏頃に夏の欲求が生まれるのですが、今年はいつもより早くカラダの中で夏の欲求が起こっているようです。清熱の準備が必要です。
そもそも気候が不安定な春は、時としてカラダに熱がこもることもしばしば。疲れ目、乾燥目、肩こり、咳、頭痛、肌や頭皮の痒み、ホットフラッシュ、寝汗、舌のピリピリ感、尿が濃いなどの内熱症状も現れることでしょう。そんな時の薬膳お役立ちアイテムをご紹介します。
薬膳はちみつ大根(生薬入り)
[材料(量はお好みで)]
・生大根:熱をとり、気の高ぶりケア
・枸杞子:潤い、疲れ目、老化、ケア
・板藍根:熱、喉痛、頭痛、炎症ケア
・金銀花:熱、喉痛、頭痛、炎症ケア
・はちみつ:潤い補給、咳、痛みケア
[作り方は簡単]
1.生大根を好きな形に切って容器に入れる
2.生大根がつかる程度に、はちみつを注ぐ
3.乾燥の枸杞子、板藍根、金銀花を入れる
*10分ほどで大根の水分が上がって乾燥生薬も漬かります。その汁を飲む。炭酸や水で割るとソフトドリンクとして楽しめます。夏場は冷蔵庫保存で半年もちます。熱中症対策の一品にも。
その前に使ってしまってなくなりますが(笑)
疲れやカゼが咽からくる人には、かかせない保存食です。
四国薬膳研究会
国際薬膳師 山下れい子