#5冬の薬膳〜弱った胃腸に優しい食事を
1月7日は無病息災を願っての「七草粥」をいただく「人日の節句」
朝食べる「七草粥」は、食べ過ぎて弱っていた体にとても沁み入りました。
「七草粥」は冬の寒さや暴飲暴食で弱った胃腸を助けてくれる優しい食事です。
*薬膳ヒント*
弱った胃腸には、あっさりした温かい食べ物を!
お粥、お鍋、スープや味噌汁、湯豆腐など体を中から温めましょう。
また、お粥の主役「白米」は胃の調子を調えてくれます。
春の七草でもある冬野菜の「かぶ(すずな)」「大根(すずしろ)」も便秘、胃炎、消化不良などのトラブルを解
消してくれます。お鍋や汁物に加えるといいですね。
*おすすめ薬膳メニュー* 冬野菜たっぷり鯛雑炊
愛媛県といえばみかんのイメージですが、実は「養殖鯛」の産地でもあり、新鮮な美味しい鯛が身近にあります。
七草と一緒に「養殖鯛」のお刺身を加えて鯛雑炊にしました。「鯛」は胃腸の働きを調え、体力回復に効果的です。
「鯛」の詳しい効能などについては、薬膳Lineコラムの【どう薬膳する#4今日は鯛】をご覧くださいね。
薬膳では、お粥に「十徳」があると言われています。(養命酒公式Facebookハーブのつぼより)
1.顔色光沢(顔色・肌つやをよくする)
2.気力健康(栄養を吸収し、体力をつける)
3.寿命延永(寿命を延ばす)
4.身支安適(胃にやさしく、体が安定する)
5.言音清朗(頭の働きがよくなり、言葉が清らかになる)
6.飢消(空腹を満たす)
7.渇消(のどの乾きを癒やす)
8.宿食除(未消化の食物を除く)
9.風除(かぜをひかない)
10.大小便調達(お通じも利尿もよくなる)
お粥を食べるとこれほどの徳がついてくるんですね。食べないともったいない!
お粥や雑炊などで弱った胃腸をケアしながら、寒い冬を健康に過ごしてきましょう。
詳しくは、お家にある食材で作る「薬膳料理教室」へ!